男性型脱毛症

発毛・育毛

頭髪が減少する原因には遺伝的なものと病的なものとがあります。
中野医院では

1. 男性ホルモンに支配されていると考えられるもの(男性型、更年期以降)
2. 分娩後の頭髪減少
3. 牽引(ポニーテール後など)によるもの
4. 激しい食事ダイエット等の栄養失調にともなう脱毛症

に対して、できるだけ早く発毛するようにお手伝いいたします。
病的な脱毛、たとえば、円形脱毛症、脂漏性皮膚炎や内分泌異常に伴なう脱毛症などは保険診療にて治療いたします。

男性型脱毛症治療薬 プロペシア(フィナステリド)･ザガーロ

内服効果

男性ホルモンの一部〔抜け毛の原因物質〕をブロックすることで、脱毛しにくい頭皮環境をつくります。
一日1錠ないし１カプセルの内服で効果があります。

今までの育毛剤とは全く理論の違う内服薬

男性型脱毛症の薬は5―DHT阻害剤として現在2種類の薬剤が認可販売されています。

プロペシア（フィナステリド）：5α還元酵素2型阻害薬

90％に抜け毛の進行抑　制・改善効果が認められています〔国外〕。国内では58％の人に発毛が観察され、40％の方は現状維持されると言われていますが、ある程度の個人差があると考えられています。根気よく飲み続けることが必要です。

ザガーロ：5α還元酵素1型/2型阻害薬

プロペシアを6か月以上服用しても発毛効果の無い方、あるいは、数年服用しても満足できるほどの増毛効果を感じない、あるいは、増毛効果が止まった方に適応があります。プロペシアの1.6倍効果的との報告もありますので、プロペシア服用歴がなくともザガーロから開始することが可能です。根気よく飲み続けることが必要です。

• 主な副作用には性欲減退〔1.1％〕､勃起不全〔0.7％〕が見られます。気になる症状がある場合には、一旦内服を中止し、医師にご相談ください。
• 長期に内服する薬剤ですので、定期的な血液検査を行うことを推奨いたします。
• 前立腺癌の確認血液検査PSA値が低くでることも知られています。検査値を2倍する必要がありますのでご注意ください。

※血液検査、前立腺癌検査の希望等ございましたらばご相談ください。
尚、プロペシアは前立腺肥大症の薬効もあるため、尿の出がよくなる傾向にあります。